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2005/02/05

シーラという子(前作の続き)

どーもJOKERです、昨日の続きをもう少し書かせてもらいます。(詳しく知りたい方は前の記事をお読み下さい。)

ダニエル・キイスというある著名な作家が推薦する作品があってそれが「シーラという子」―虐待されたある少女の物語という本でした、彼の作品は素晴らしく大変気に入っているのですがその彼が奨める本とはいったい?ぜひ読んでみたいと思って読んだのがきっかけ、今回はその本の内容について書いていきます。

主人公のシーラは6歳の女の子、でも彼女は普通と違っていました。

『その子は、垢で黒ずんだ顔に敵意むきだしの目をした、六歳にしてはずいぶんちっぽけな子供で、ひどい臭いがした』

著者のトリイ・ヘイデン(以下 トリイ)は情緒障害児教室でクラスを受け持っていました、ある日そこへ来た少女が「シーラ」だったのです。

当時トリイは、あらゆる障害児教室から見放された子供たち(重度の障害や問題児)8人のクラスを受け持っていました、大学での研修や他で経験したクラスなど沢山の子供を見てきましたがシーラのような子は初めてでかなり戸惑ったのです、なぜならシーラは

『決してしゃべろうとせず、泣きもせず、何かやらせようとすると、怒りくるい金切り声をあげて大暴れする』
その為、ただでさえデリケートな他の子供たちはパニックに陥ってしまいクラス中が蜂の巣をつついたように収拾がつかなくなってしまうのです。

本を読むとトリイが本当に心理学や福祉、障害児についてよく研究していた事がわかります、普通ならキレてしまうような事でもトリイは根気よく辛抱強く対応し、子供であってもきちんと大人ぶらず、誠意を持って接します、とてもマネは出来ません。

もちろん本の中ではかなり疲れ愚痴を言う場面もあったりします、トリイも一人の人間だと言う事がわかり安心します(笑)そんなトリイはシーラに裏切られたり、傷つけられたりしながらも試行錯誤し、シーラと接していくうちに彼女の事がとても愛しく思えてくるのです。

やがてシーラと打ち解けるにつれ、彼女が知的障害児どころか、ずばぬけた知能の持ち主であり、そして、心身に虐待による深い傷を負っていることがわかるのです。

後半はシーラが最初に受けた印象とかなり変わってきます、読んでいても凄く可愛くてピュアな心を持ちデリケートな6歳の女の子だというのがガンガン伝わってくるのです!そしてクライマックス!なぜ、そんな彼女は障害児として扱われるようになったのか、なぜ、傷害事件を起したのか、そして虐待の事実とは・・・。

結末は伏せておきますが、事実を知るとかなりショッキングです、リアルだし、愕然とします、そしてシーラをきっと愛さずには入られなくなるでしょう。

好みはありますが「世界の中心で愛をさけぶ」よりこっちの方が数倍泣けます、絶対オススメです!

シーラという子―虐待されたある少女の物語
シーラという子―虐待された...

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私のブログにて返信させて頂いております。

投稿: *M* | 2005/02/21 23:32

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おいで人間(ひと)の子、手をつなぎ 妖精(フェアリ)とともに水の上 また逃げてこい、遠い荒野へ おもいの外(ほか)に、この世には、悲しみごとが多いから ... [続きを読む]

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